今日は生命保険の基本講座よ
そもそも生命保険って、きっかけが難しいよね
コンビニで買うって感じでもないし、アマゾンにも売ってない
結構街中にも、代理店はあるわよ
敷居が高くてビビっちゃう
だったら私に相談して
ぴったりの生命保険をお見積りいたしますわ
なんでもやってるなぁ
みなさんご連絡まってまーす
・・・
あなたは生命保険に加入していますか
この質問に約8割の方が「はい」と答えている調査結果があります。
そこで今日は保険の目的や役割・最近の生命保険の特徴を話していきます。
日本の生命保険は福沢諭吉が慶応3年(1867年)に初めて生命保険を紹介しその後明治14年(1881年)日本初の生命保険会社が設立されました。
生命保険とは
生命保険は、大勢の加入者があらかじめ公平に保険料を負担しあい、「もしも」のことが現実に起きたときに給付を受ける仕組みです。
ここに公益財団法人生命保険文化センターの調査結果があります。
それによると
生命保険の加入率
生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は88.7%です。
これは前回調査(平成27年)とほぼ同水準です。
全生保 | 民保 | かんぽ生命 | 簡保 | JA | 県民共済・ 生協等 |
|
令和元年 | 88.7 | 69.9 | 16.6 | 11.5 | 9.8 | 28.4 |
平成27年 | 89.2 | 68.3 | 13.2 | 13.4 | 8.5 | 28.4 |
平成24年 | 90.5 | 68.4 | 10.3 | 21.5 | 11.9 | 28.5 |
平成21年 | 90.3 | 62.7 | 5.7 | 30.9 | 11.8 | 28.8 |
*全生保は民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協等を含む。
性別・年齢別加入率(%)
男性 | 女性 | |
全体 | 81.1 | 82.9 |
20歳代 | 58.5 | 59.9 |
30歳代 | 82.4 | 82.8 |
40歳代 | 91.0 | 89.0 |
50歳代 | 86.1 | 87.3 |
60~64歳 | 82.9 | 84.5 |
生命保険の加入目的は
1位・・・ 医療費や入院費のため
2位・・・ 万一のときの家族の生活保障のため
3位・・・ 万一の時の葬式代のため
4位・・・ 老後の生活資金のため
となっています。 複数回答
リスクに備える・・万一への不安が約7割
自分自身に万一のことがあった場合、残される家族の生活に対して不安を持つかどうかを尋ねたところ、「不安感あり」とした人が67.6%となっています。
そして不安の内容として
1位「遺族の日常生活資金が不足する」 43.5%
2位「遺族年金等の公的保障だけでは不十分」 40.6%
3位「配偶者の老後の生活資金が不足する」 35.1%
4位「子どもの教育資金が不足する」 26.5%
となっています。
万一が起こる原因とは
死因のトップは悪性新生物(癌)が27.4%、次いで「心疾患」15.3%、以下「老衰」8.0%、脳血管疾患7.9%となっています。
いわゆる3大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)は合計すると50.6%になり死因の半数は3大疾病によるものとなります。
ではトップの「悪性新生物」いわゆるガンで無くなった方はどれくらいいるのでしょうか
2018年の統計では約37.4万人になっていました。
人口10万にあたりに換算すると約301人になります。
万一の場合に不安だと感じている人は多いのですが、その不安に対して具体的にどのように備えているのでしょうか
調査によると7割の方が「公的な死亡保障」だけではまかなえないと思っており7割を超える方が自分で準備をしてます。
その内訳のトップは生命保険となっています。
老後の生活資金としての保険
生命保険は万一やケガ・病気以外にも老後の生活資金として考えている方も増えてきてます。
「老後に備えて私的準備をしていますか」との質問に何らかの手段で「準備している」と回答した人の割合は65.9%でした。これを性・年齢別でみると、「準備している」は男性では40~60歳代で約7割、女性では50~60歳代で7割を超えています。
具体的な準備手段では、「個人年金保険・変額個人年金保険や生命保険」 が44.7%と最も高く、次いで「預貯金」(44.2%)となっています
自助努力による準備手段は「生命保険」が最も高い手段になっています。
生命保険・変額個人年金 個人年金保険 |
預貯金 | 損保の 年金型商品 |
有価証券 | その他 | |
R元年 | 44.7% | 44.2% | 8.8% | 7.0% | 0.8% |
H28年 | 44.0% | 45.2% | 8.0% | 6.6% | 0.5% |
H25年 | 41.3% | 43.0% | 7.7% | 6.2% | 0.6% |
今後増やしたい生活保障準備のトップは
1位・・・「世帯主の老後の生活資金の準備」27.1%
2位・・・配偶者の老後の生活資金の準備」 25.1%
3位・・・世帯主が要介護状態となった場合の介護資金の準備 21%
やはり老後の生活は皆さんも気になるので、「準備している・考えている方」は増えてきているように感じます。
最近の生命保険の特徴として
働けなくなった時の生活を支える保険
平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」では
「生活障害・就業不能保障保険、生活障害・就業不能保障特約」の世帯加入率は12.0%です。
医療保険・医療特約の世帯加入率88.5%と比べると低い水準ですが、今後、加入率は上昇していくものと考えられます。
生活障害・就業不能保障保険とは
病気やケガによって、それまでと同じ働き方を続けることが困難になってしまうことがあります。
就業不能保障保険は収入が減少したり途絶えたりしたときに、一定の条件のもと、一時金や年金で受け取れるものをいいます。
具体的に
・要介護状態や身体障害・不慮の事故によって障害状態になった時
・事故・病気・精神障害などで、就労が出来なくなった時
に給付金や年金などの形で保険金が給付されます。
もちろん、公的給付や年金が支給される場合がありますが、長期に及ぶと十分な生活するには
不足することや介護状態になった時には月々の介護費用に加えて
住宅改修や介護品購入など一時的な費用が必要になることもあります。
また、施設に入居となると、民間の有料老人ホームなどは高額な場合が多く
それらの費用は、自分で用意する必要があります。
まとめ
生命保険も時代と共に変化してきており、以前なら死亡保障・入院・手術などの
死亡・医療保険が主流でしたが、最近は生きていくための保障や老後資金として
生命保険を加入する方が増えているように感じました。
なるほど
生命保険と言っても死亡や病気の保障だけではないんだね
そうね 残された人にかけるだけじゃなく
自分が障害をもったときや老後のためにかけることができるのよ
じゃ最近はおひとり様が多いんで
「おひとり様生命保険」っていう商品作ったらうけるんじゃない?
素晴らしい!
「おひとり様生命保険 お局様タイプ」とかどう
独身の男性には「やもめコース」とか
資産家おひとり様には「老後デラックス」とか
予算ギリギリの方には「老後それなりプラン」とか
怒られるわ