ドラッグストアの成長のカギは食品にあり？！

皆さんは普段の買い物はどこでされますか？

スーパー・コンビニ・モールなどいろいろありますが私は 最近近くにドラッグストアが出来たのでちょっとした日用品はドラッグストアで済ますことがよくあります。

また近くのスーパーの中にドラッグストアができたりと、ドラッグストアの進出がすごいなと感じていました。

そこでは今日はドラッグストア業界について調べてみました。

ドラッグストアとは

ドラッグストアとは、「医薬品と化粧品、そして日用家庭用品、文房具、フィルム、食品等の日用雑貨を取扱う店」と 定義されている。（日本チェーンドラッグストア協会）

歴史

ドラッグストアはいつ出来たかご存知ですか？

1976年に初めてアメリカの影響で日本でも横浜でドラッグストアが誕生しました。

1990年代には薬だけでなく生活用品も購入できる便利さや健康ブームが訪れたりと

女性を中心に高い支持を獲得してドラッグストアブームが訪れました。

その後1999年には薬事法改正で、ビタミン剤、ドリンク剤が医薬部外品になり、コンビ二の店舗でも販売できるようになりました。

その後

2009年6月に施行された改正薬事法で登録販売者制度が創設され、医薬品販売に新規参入する

ドラッグストア以外の小売業者　「家電量販店」や「コンビニ」などの異業種が参入してきました。

ナチュラルドラッグチェーン（ドラッグストアの広域連合）

ドラッグストアのM&A化

大手や地方中堅ドラッグストアが業務・資本提携したり、M&Aによる合併や子会社化が行われ、
大きなグループ化が進んでいます。

• ハピコム（旧イオン・ウェルシア・ストアーズ）
• マツモトキヨシグループ
• 富士薬品グループ
• サンドラッググループ
• WINグループ
• 大手ドラッグストアの業績を比べてみました。

　2020年度の業績

ROEは10～20％程度

ROAは５％以上

が優良であると言われています。

今回調べて見ると

1位～5位の銘柄はどこも業績的にも優良でした。

ただし５位のマツモトキヨシは

２０１5年以前は２２年間売上高トップでしたが

２０１6年度にはウエルシアHDに首位の座を明け渡すことになりました。

過去のドラッグストアの売上順位です。

ドラッグストア市場は急成長

ドラッグストアの２０１９年度の市場規模は7.6兆円だったと言われています。

２０００年頃には２.７兆円だったのでこの２０年間でいかに成長してきたのかがわかります。

約３倍の成長率です。

同じ小売業界のスーパーの市場規模は１３.２兆円過ほどで過去２０年間ほぼ変わっていません。

また同じような業界でコンビニエンスストアがありますが、２０１９年には１２.２兆円でした。

ただ最近のコンビニエンスストアはやや鈍化傾向にあり

２０１９年にはコンビ二の店舗数が初めて減少しました。

コンビ二市場は飽和しているのかもしれません。

ドラッグストアの成長のカギは食品

ドラッグストアは多種類の商品を扱っていますが特に食品の売上が３割を占めている企業もあります。

そう言えば私もドラッグストアに行くとクスリや日用品以外に食品を買うことがあります。

食品を買うためにドラッグストアに行っているくらいです。

全国には２０,２２８店舗ありますが全国のセブンイレブンが２万店舗ですので、同じくらいの店舗数です。

ドラッグストアも再編がすすむ

企業数は減っています。

２００８年には５７８社だったものが２０１８年には４０９社と３割減っています。

ドラッグストア業界はこれまでも再編を繰り返してきました。

２０２１年１０月には

ドラッグストア業界では、二大企業であるマツモトキヨシHDとココカラファインの経営統合が予定されています。

統合すると「マツキヨココカラ＆カンパニー」となり、2０２６年３月期までに売上高1兆5000億円に達することが予想されます。

参照：ココカラファイン：売上高業界7位、売上高4038億円

https://www.cocokarafine.co.jp/top/CSfCustomerTop.jsp

www.cocokarafine.co.jp

このことが他の大手ドラッグストアの再編に拍車をかけることになりそうです。

これからドラッグストア業界はどうなるのでしょうか

これからも注目していきます。