今日は逆張りの危険性についてよ
株の値が下がったら買うやつだな
そうなんだけど、難しい
昔から格言があるな
安物買いの銭失い
そうなのよ
安株買いは銭失いがちなのよ
かと言って
高い株を買っても銭失いがちではないのか
というか高い株は銭無くて買えないがち
つらいのう
株を買う時にどのような方法や手法で買いますか
安い時に買い、高くなったら売る これは株式投資の基本です。
よくネットなどでは株価が大きく下がった時が「買い」
さらに下げたら「ナンピン買い」をしてもっと買い足してみるなどと書かれています。
でも本当に下がった時に買ってもいいのか
今日は、気をつけたい逆張り手法について説明していきます。
株の買い方
順張りとは
株価が上昇しているときに買い、逆に下落のときには売るという投資手法です。
逆張りとは
株価が下落しているときに買い、その後上昇してきたところで売るという投資手法です。
相場の大きな流れに逆らって動くような投資手法です。
初心者がおちいりがちな手法
現在1,000円の株価がしばらくすると500円になり、50%も株価が下がり
これ以上下落しないだろうと考えて買うことにする。
その後上昇してきた時に売って利益確定するこれが逆張り手法です。
そのうちに戻るだろう思っていたが株価はさらに下げて損失が大きくなります。
逆張り手法の一番怖いところです。
株価が短期間に下落することがあれば、それは単なる株価の調整だけでなく、悪いニュースや業績に
何かマイナスの原因が生じている可能性が高いと考えてみるべきでしょう。
株価が下落の理由が単なる調整なのかファンダメンタルの悪化なのか
はっきり分からないにもかかわらず逆張りで買うというのは非常にリスクの高い行為です。
見極めが難しいので、初心者には向かない手法と言えます。
いつかは株価がもどるだろうと考えていると一向に戻らない場合があります
この時は思い切って損切りをおすすめします。
順張り手法ではそもそも株価が下落している途中では買わないので、損失が生じる余地はありません。
これがメリットとなります。
ただし株価が上昇トレンドにあるかどうか見極めは重要です。
株価が上昇、下落する原因はどのような時
いくつかの要因があります。
・経済指標
国の経済や景気を数値化したもので、株式市場、為替に影響を与えます。
代表的な指数:日銀短観・国内総生産(GDP)・失業率・物価指数
・社会情勢の変化
社会に大きな影響を与える出来事があった時
リーマンショック、東日本大震災、新型コロナウィルス
2020年に発生したコロナウィルスは株価に影響、一時大きく下落しました。
・会社の業績
業績が良ければ株が買われ株価が上昇し、悪ければ売られ株価は下落する傾向にあります。
会社の業績を知る手段は決算書や、新聞、インターネット、四季報などがあります。
これらの情報の元になっているのは決算です。決算で業績を見て、買うべきが売るべきか判断材料になります。
1)売上高
企業の主たる商品やサービスを提供することによって得られた売上の合計額が売上高です。
一般的には、数量×単価で算出されます。
売上高の大きさは、その会社の事業規模を表します。また売上が減少した、大きく売上が増加したなどの材料が出ると株価に影響を与えます。
決算のニュースが出れば株価は反応します。
2)EPS(1株当たり利益)
EPS=当期純利益÷発行済み株式数で求めることができます。
EPSの数値が高いほどその企業の収益力が高く、EPSの数値が低いときは企業の収益力も低いと判断できます。
またEPSは株価が割安か割高かを判断する指標PER(株価収益率)の分母にも使われます。
3)自己資本比率
自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値です。
自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)の式で算出します。
高ければ高いほど健全とされています。
一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業といえますが業種などによっても異なってきます。
判断する場合は同業他社と比較して相対的に低いかどうか確認する必要があります。
設立して間がないベンチャー企業は一般的に低いとされています。
業績の悪化に伴う自己資本比率の低下は要注意です。
他にもいろいろな判断数値はありますが、上記のような項目が良ければみんなが買いたいと思える企業です。
つまりその株は人気が高くなり株価は上昇すると言えます。
検索してみました。
今回は売上成長率 EPS 自己資本比率の高い企業をそれぞれ調べてみました。
Yahoo ファイナンスや証券会社から探すことができます。
売上が延びている企業(過去3年間成長率)
EPSが高い企業(東証1部)
自己資本比率が高い企業(東証1部)
※あくまでもそれぞれの指標に基づいたデータですので、この銘柄をおすすめしている訳ではありません。
まとめ
株価が上がる要因は様々にあります。
株を買う手法として下落している株を慌てて買ってしまった経験はないでしょうか
初心者や資金が少ない方は逆張り方法で買ってしまいがちです。
ただそんな時はやはりその後も株価が回復せずにそのまま所有しているケースがあります。
できれば買う前に企業の決算を見て、古い情報や間違った情報などに注意してください。
そして普段から正しい知識を身につけて資産運用を行ってみてください
安いものには安いなりの理由があるということだね
その通り
安い中古車は故障をかかえている
安いバナナは硬くてまずい
安い住宅は日当たり最悪
安いお肉は噛んでも飲み込めない
安いブランド物は偽物
安いお寿司はまぁまぁうまい
うまいんかい
ま、そういう投資もあるよね
たしかに
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