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残クレのメリット・デメリット

金融
kyoko
kyoko

今日は残価設定型ローンのお話よ。

なにそれ?

ヨシオ
ヨシオ
kyoko
kyoko

手放す時の価格を差し引いて、その残りをローンで組む制度ね

恐ろしい。ペットショップで20万円の犬を5年後に売り飛ばす価格を2万円として、18万円のローンを組むという制度か。

ヨシオ
ヨシオ
kyoko
kyoko

いやいやペットショップではやってない。新車を買う時の制度ね。

それを先に言いなさい。ボクが売り飛ばされるのかと思ったぞ。

ヨシオ
ヨシオ
kyoko
kyoko

2万円の価値はないわ。

うるさい。

ヨシオ
ヨシオ

今日はローンについて説明していきたいと思います。

様々なローンがありますが、その中でも車のローンについて

最近よく耳にする「残価設定型ローン」通称「残クレ」について詳しく説明していきます。

FPの方はこのローンを反対する人が多く車屋さんはお得ですと薦めてきます。

どのような人がこの「残クレ」に向いているのでしょうか

残価設定型ローンとは

残価設定型ローンとは車を購入時に契約期間の車の返却金額を設定し残存価額を差し引いた金額についてローン設定を行います。

では実際に例を見てみましょう。

《270万の車を買う場合》

★通常の分割の場合 4年支払い

 48回分割+ボーナス時15万円

 利率3.5%を仮定

 →月々3万5800円

★残価設定型ローンの場合

 4年後の残価100万円と設定 

 他の条件は一緒とする

 →月々1万9000円

特徴

車の購入時に契約期間後の車の返却金額を設定します。

  • その残りを分割しながら支払う
  • 下取り額を購入時に保証
  • 毎月の返済額が抑えられます。

頭金を入れる事なく少し高い車やランクの高い車も買えます。

ディーラーに相談すると残価設定型ローンをおすすめされることが多いのが昨今のようです。

270万円のうち下取り保証してくれる100万円を除いた残りの170万円を

分割して払っていく確かに月々の支払い額が少ないのですが・・・

メリットばかりではなく、デメリットもあります。

残クレの3つデメリット

1:返す時の車の状態に縛りがあります。

残価は車の下取り保証額だが 状態によっては保証されない

~残価が保証されないケース~

  • 走行距離がすごく多い
  • 事故をおこして大きな修理がある
  • 車におおきな傷

→場合によっては追加でお金を払うケースもあります。

2:残価分も利息を払わないといけない。

利息は分割部分のみではない→実際は残価の部分にも利息がかかります。

例:車 270万円 残価100万円 分割170万円

→利息は270万円に対してかかります。

分割の最終回の支払いは残価利息込みであることがわかります。

3:最終回で判断を迫られる

自分のローンが残価設定であると知らない人が結構います。

ご主人がローンを組んで奥さんが家計をやりくりしていて普通の分割だと思っている家庭があるようです。

★普通の分割払い

→最終回まで払うと自分の車に

★残価設定型ローン

→最終回まで払うと選択を迫られます。

3つの選択肢

  1. 車を返す⇨車がなくなって終了
     ↓今後も車が必要な人は
  2. 下取りに出して新しい車を購入する
    ディーラーさんは下取りにしてまた車を購入してもらえる
  3. 残価を支払い自分のものに
    →一括で払えない場合は再度ローンを組む

乗り続ける場合
→一括払い OR 分割でローン
分割の場合は利息の2重払いとなります。

では一括で払えますか?

月々の支払いが厳しい人が残価の分貯金していますか

計画的でない・知識がないことがさらに無駄なお金を支払うことになりがちです。

車のローンは計画的にする必要があります。

残クレに向いている人

  1. 期間終了後に車を返す予定の人
    単身赴任の最中だけ必要 
    地方の大学に在学中だけ必要
  2. 買う時は資金繰りが厳しいが残価支払い中に貯金できる人

ではどうしたらよいのか

・できれば金利の安い銀行のマイカーローンを利用する。

・頭金を入れることで月々の支払い額、利息が少なくなる。

またローン以外にメーカーが直接行っているサブスクリプションサービスがあります。

例:トヨタが行っているサブスクサービス『KINTO』

KINTOは月々定額フルサービスで、定額料金の中には「車両代金」「税金」「保険(車両保険コミ)」「メンテナンス」「代車」「オプション」が含まれています。

初期費用がかかないプランや解約金が0円のプランもあり

こちらは新車だけでなく、中古車にも適用されるとの事です。

さらにもう一つ。残価設定率の問題です。今回の例では新車270万円から4年で残価100万円ですので残価率は37%です。

この残価率は同じメーカーでも車種によって全然違います。中古車価格に基づいて残価率が設定されるからです。

例えば、最近では新型トヨタ ランドクルーザーの中古車価格は新車の価格を大きく超えています。新車があまりの人気で納期が4年と言われているからです。

ローンの残価率が高いことで有名なフェラーリは3年で残価率は75%もあります。
フェラーリなら残価設定ローンで買えそうですね。無理か。

車は娯楽・趣味で買う人もいるのですが、その家庭の目的にあった車・方法で

買うことをおすすめします。

ヨシオ
ヨシオ

フェラーリの件 気になって調べてみたんだけど、意外とハードル低いね。

そうかしら。

kyoko
kyoko
ヨシオ
ヨシオ

フェラーリ ポルトフィーノの新車を3000万円で買うとすると残価は75%で2250万円。ローン額は750万円。フェラーリはデポジット(頭金に相当)が20%必要なんで600万円。この600万円を出せたら、残りは150万円。これを3年ローンで払えばOK。600万円さえ用意できたら、普通のサラリーマンでも買えないことはないね。

悪くないわね。夢のような3年間を過ごせそう。ただ3000万円に対する利息がかかるわね。

kyoko
kyoko
ヨシオ
ヨシオ

その通り。金利が2%でも利息が1ヶ月5万円です。従って月々の返済は10万円位になりそう。

でもやめとくわ。その3年間が過ぎたら、資金も尽きてスズキ ワゴンRかなんかに乗りながら昔はフェラーリに乗ってたのよ、とか自慢話する人生よ。

kyoko
kyoko
ヨシオ
ヨシオ

ボクがワゴンRにフェラーリのステッカーを貼ってあげるよ

kyoko
kyoko

悲しすぎるわ

コメント

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