アメリカのインフレがすごいらしいね
そう、前年比7%アップだって。
日本もそろそろ物価が上がるのかな
すでにガソリンが高いし、食品も上がってるわ。
ヤマザキパンは7%アップらしい。
ワシのような年金生活者はやっていけんわい
ヨシオに年金はありません。
でも、年金の確定申告で、少しでも税金を取り戻す方法を教えるわ
もうすぐ確定申告の時期がきます。
そこで今日は年金を受給している人は確定申告しなくていいのか
またどういう人が確定申告するのかを説明していきます。
今年から年金をもらい始めたばかり人はぜひ読んでください。
会社員は12月の給与の時に源泉徴収票を会社から受け取りますが、
年金受給者は法律で年金の支払者は翌年1月中に源泉徴収票を送付することになっています。
令和3年分は令和4年1月8日から1月15日にかけて日本年金機構から順次発送されています。
源泉徴収票の見方
公的年金等の源泉徴収票では前年に支払いを受けた年金について次のことがわかります。
- 前年にもらった年金の合計額・・・(1)
- 年金振込額から 徴収された源泉所得税額・・・(2)
- 年金の種別・・・(4)
老齢基礎を受給している人:老齢基礎
老齢厚生を受給している人:老齢厚生
老齢基礎と老齢厚生を受給している人:老齢基礎厚生 - 年金振込額から徴収された社会保険料額・・・(11)
- 課税所得から控除を受けた 各種控除の内容・・・(5)~(10)
扶養親族等申告書を提出して、各種控除を受けている場合 該当する控除の欄に記載があります。
※配偶者や扶養親族がいたり、障害者控除・寡婦控除などが受けられる人でも日本年金機構に扶養親族等の申告書を提出していない人はこの欄に記号や人数の記載はありません。
扶養親族等の申告書が必要な人
扶養親族等申告書は所得税の控除対象となる配偶者夫や妻や 扶養親族がいる人本人が障害者や寡婦・ひとり親に該当する人
65歳未満の人 | 老齢 年金の受給額が年1,080,000円以上の場合に郵送される |
65歳以上の人 | 老齢年金の受給額が1,580,000以上の場合に郵送される |
扶養親族等申告書は、次のような人に対して毎年9月ごろに送付されます。
※12月30一日時点での年齢です。老齢年金や退職年金の受給者が対象です。
65歳未満の人は老齢年金額が108万円以下の場合
65歳以上の人は老齢年金額が158万円以下の場合には
年金の振り込み額から所得税が差し引かれることがないので扶養親族等申告書は届きません。
また年金には税金がかからない年金とかかる年金があります。
非課税の年金
- 障害年金
- 遺族年金や寡婦年金・死亡一時金
- 年金生活者支援給付金 等
これらの年金はもらっていても税金はかからないので確定申告をする必要はありません。
課税対象となる年金
- 老齢年金(老齢福祉年金を除く)
- 退職年金
- 企業年金や個人型確定拠出年金(iDeCo)
- 厚生年金基金
年金所得があるからと言って全ての人が申告する必要はありません。
老齢年金や退職年金は所得税の雑所得となり課税対象となっていますが年金受給者の負担を減らすために確定申告不要制度が設けられています。
年金の申告不要制度
次の3つの条件をすべて満たしている場合 確定申告する必要はありません。
①年金収入金額(2か所以上の場合は合計額)が400万円以下
②その年金収入が全て源泉徴収の対象となっていること
③公的年金・雑所得以外の所得が20万円以下
※住民税の申告は申告不要の規定は適用されません。
どのような人が確定申告が必要なのでしょうか
ただし年金収入400万円未満でも確定申告した方がいい場合があります。
申告義務がなくても税金の還付を受けられる場合があります。
上記の人は確定申告をすれば税金が還付されます。
所得控除
1)源泉徴収されるときには控除を受けることができなかった各種控除
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 社会保険料控(自分や配偶者および扶養親族の社会保険を支払った場合)
- 医療費控除等(領収書の提出が必要ではなくなりました。)
- 寄付金控除(領収書が必要)
- 扶養親族等申告書を提出していない場合
これらの控除がある人は確定申告をすれば税金が還付されます。
また
2)扶養親族等の申告書を提出しない人
- 年の途中で本人や配偶者が障害者手帳の交付を受けた場合
- 配偶者と死別や離別などで寡婦控除・寡夫控除が受けられるようになった場合
具体的に見てみましょう。
年金太郎さん 65歳 年金支払額 230万円 社会保険料 20万円
源泉徴収2万円を支払った事がわかります。年金以外に収入はありません。
太郎さんは所得控除として
生命保険料支払い 6万5千円 、ふるさと納税 5万円、医療費支払い 15万円を支払っています。
このような方は 確定申告すると源泉徴収された税金がもどってくる場合があります。
<年金の確定申告・所得税の計算方法>
年金収入ー公的年金等の控除=雑所得
雑所得ー所得控除=課税所得
課税所得の金額に応じて所得税がかかります。
所得税には超過累進税率(5%~45%)
太郎さんの場合
230万円ー110万円=120万円
(年金収入ー公的年金等の控除=雑所得)
※公的年金等の控除 下記の速算表より
また個人には基礎控除 48万円があり公的年金控除をあわせて
*65歳未満の方 (130万円まで)
公的年金控除60万円+基礎控除48万円= 年金収入108万円までは非課税
*65歳以上の方(330万円まで)
公的年金控除110万円+基礎控除48万円= 年金収入158万円までは非課税
その他に所得控除、配偶者控除があり確定申告することで還付金を受けることができます。
参考 超過累進税率
結論として
年金収入400万円以上の場合は確定申告が必要です。
ただし400万円以下の方でも他に控除がある方は確定申告することで税金の還付を受ける事ができます。
確定申告の申請方法
参考に手引きを載せておきます。
https://www.keisan.nta.go.jp/r3/tebiki/syotoku/r3syotoku01.pdf
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2020/pdf/001.pdf
国税庁では令和4年1月からマイナンバーカードを持っている方ならばICカードリーダライタがなくてもスマートフォンからマイナンバーカード方式によるe-Tax送信ができるようになりました。
確定申告の方法 下記のリンクを貼っておきます。
ではみなさん、年金の源泉徴収チェックをしっかりやってください。
で、ヤングな読者の皆さんは、将来のためにがっつり投資を始めましょう。
このブログにヤングな読者なんかいるの?
失礼な。イカゲーム、呪術廻戦、なにわ男子の次くらいにキョウコのブログが人気なのよ
大勢を敵にまわしましたな
ごめんなさい。おっちゃんとおばちゃんが読者です。
・・・ですよね。
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