うわ!宅配便の箱を開けたらワインのボトルが割れてるよ
「すべての卵を一つのカゴに盛ってはいけない」
いやいや ワインなんですけど
投資の格言よ
あ、もしもし。さっき宅配便が届きまして、箱を空けたらワインが割れてたんですけど、すべての卵を一つのカゴに盛ってはいけませんよ。
おいおい
ETFとは、どのような商品なのか、中身はどのようなものか
投資の初心者にはよくわからない言葉も多いので、今日は基本的なことを解説します。
ETF=上場投資信託のことです。
「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。
Eとは Exchange ”取引所”
- 取引所で株式と同じように取引ができるのが特徴です。
- 取引所で上場しています。
- 上場基準を満たしており取引所で監視されているので投資家が安心して取引できます。
Tとは Traded “取引されている”
- 株式と同じように4桁の証券コードがあります。
- 全国の証券会社で売買できます。
Fとは Fund ”投資信託” のことです。
- Fundとは資金や基金を意味しますが、ここでは投資信託のことを指しています。
- 投資信託はプロが運用する金融商品です。ETFは投資信託の一種です。
- 少額から購入できます。
つまりETFとは取引所で少額から売買できる金融商品のことです。
ETFの買い方
ETFの買い方は基本的に株と同じです。
日本全国の取引所で取引時間内であれば、いつでも売買が可能です。
・成行き注文・・・買い値、売り値を指定しない注文です。
・指値注文・・・自分が指定した値段まで待つ方法。希望した値段にならないと成立しません。
また手持ちのお金以上の金額で買う「信用取引」を行うことができるのも一般的な投資信託とは異なるETFならではの特徴です。
・投資金額・・・1万円程度から購入できるETFもあります。
取引方法は 証券会社によって窓口・電話・オンラインと方法はさまざまです。
一部の証券会社によっては時間外でも売買の注文が可能です。
取引方法や注文方法を自由に選べるものETFの特徴です。
ETFの種類
投資の格言にあるように
すべての資金を1つの投資先に投資してしまうと、たまごが一度に割れてしまうようにせっかくの資金が無くなってしまうかも知れません。
いくつかの投資先に分散して投資することが大事です。
ETFは分散投資という考えかたでもその力を発揮します。
投資対象には日本株、外国株、外国債券、リートなど様々にあります。
投資対象の異なるETFを組み合わせることで分散効果が期待できます。
1つのEFTでも数多くの分散投資をしていることになります。
1つでも、さらに組み合わせるともっと多くの分散投資の効果になります。
ETFの中身は
ETFは投資家から集めたお金を株式・債券・リート(不動産)などに投資をしています。
株式・債券などは値段が動いています。その為にETF自体の値段も動いています。
その動きは特定の数値と同じような値動きをするように運用しています。
その目標となる数値のことをベンチマークといいます。
ETFのベンチマークは市場の状況を示す株価指数などの指数です。
ETFのベンチマーク:指数
ETFではこの指数を構成している中身と同じ割合になるように株式や債券やリートなどの割合を調整しています。
そのそのために投資をする銘柄を選ぶ時に1つ1つを詳しく調査したり、ファンドマネージャーは個別の評価をする必要がありません。
その分運用にかかるコストが抑えられています。
指数は毎日公表されており、その指数をみればETFの値動きをつかむことができるのでわかりやすいです。
運用コストが比較的安く、動きがわかりやすいのもETFの特徴です。
指数とは
指数とは・・・市場のモノサシ
市場全体あるいは特定の銘柄グループの値動きを1つの値に計算したものです。
指数を調べることで、市場や銘柄グループ自体の値動きの変化を捉えることが出来ます。
代表的な指数
日経平均株価
東証1部の上場企業の中から日本経済新聞社が選んだ225社の株式の価格を平均した指数
日経平均や日経225とも呼ばれています。
TOPIX(東証株価指数)
東証第1部の全銘柄の動きを反映した株価指数です。
2020年10月1日現在 東証1部上場企業数は2177社あります。
日経平均株価と共に日本株のベンチマークとして普及しています。
ETFの手数料
1:売買時のコスト
・証券会社に購入時手数料を支払います。これは会社ごとに異なります。
2:保有時のコスト
・運用管理費用(信託報酬)がかかります。
・運用会社や管理している会社に支払う手数料、期間中は一定の割合でかかります。
・商品によって違います。
ETFのメリット
1:分散投資に強い
さまざまな種類の資産に分散して投資すれば、リスクも分散されます。
2:保有費用が比較的安い
指数に連動したシンプルな投資方針のため運用コストが低く抑えられています。
ETFのデメリット
- イデコには利用できません。
イデコは対象商品が投資信託、保険、定期預金に限られており、ETFの利用はできません。 - つみたて(積立)NISAも、利用対象となっているETFが限られています。
取引可能な時間帯であればいつでも売買できることはメリットになる一方で、売買のタイミングがわからない人にとってはデメリットにもなります。
まとめ
以上がETFの「基本のき」でした。
株式投資の場合、その企業の状況に応じて、株価が大きく上がることもあれば、逆に大きく下がることもあるので、企業の業績や動向を見ておく必要があります。
一方ETFの場合、日本や世界の株式などの指数に投資しているので、ETFに投資することで、さまざまな銘柄に分散投資しているのと同じ効果が得られます。その結果、価格変動のリスクを分散することもできます。
ETFは保有コストが安いため、長期投資にも適しています。長期でお金を増やしたいと考えている人に向いている商品といえます。
これから、資産形成を考えている方はETFの商品を考えてみてください。
ETFの基本の「き」はよくわかった
さすが飲み込みが早いわね
次は基本の「ほ」を教えて
「ほ」はないのよね
き」だけじゃおかしいよ
「き」の次は「ほん」なの
おっ「ETF入門」っていう本だすの?
じゃなくて、本読んで研究してってこと
なんだ つまんない
いつか「キョウコとヨシオの投資入門」出版しようよ
いいわね ちょうど次回がブログ100回記念だものね
イエーイ!
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