今日はコロナの影響で住宅ローンの支払いが大変という話
いっそ無人島に自分で家を建てるのが一番だね
なんで無人島に?
まずコロナに感染しないし、資金も少なくて済む
仕事はリモートでできるしな
どの無人島がいいの?
来週置き去りにしてあげるわよ
キャイン
今回は現在住宅ローンを借入している方やこれからローンの借入を考えている方に読んでいただきたい話です。
住宅金融支援機構に返済の相談に行く人が2020年2月は15件だったのが
3月~5月は2250件にもなっています。今後も相談は増えていくことが予想されます。
これはコロナウィルスの影響によるものが多いと考えられます。
では、もし同じような悩みで住宅ローンの返済に今後困ることが出てきた時にどうすればいいのでしょうか
まずは早い段階で金融機関に相談に行ってください。
現在住宅金融支援機構でもコロナウィルス対策として特例を打ち出しています。
その他の金融機関でも相談を受けていますので、返済が滞る前に早い段階で相談に行ってください。
対応策
1:一定期間の返済額を減額
2:一定期間の元本の据え置き
3:返済期間の延長
これは一定期間ならば仕方ありませんが、いずれにせよ総支払額は増えて行くことを肝に銘じなければなりません。
また返済期間の延長は団体信用生命保険の終了後もローンが残っていることにもなりかねないので、あまりおすすめはしません。
住宅金融支援機構の場合
3つの方法以外にも上記のようにボーナス払いをしている方は、毎月返済のみへの変更を行うという方法もあります。
まずは住宅ローンを借りている金融機関に相談してください。
給付金・助成金の制度を利用する。
国民1人あたり10万円といった給付金を国は支給していますが、それ以外にも国や自治体による様々な助成金制度があります。
例:雇用調整助成金、小規模事業持続化補助金など
くわしくは各省庁のHPで確認出来ます。
各自治体HP 検索サイト
今は十分返済できている人もこの機会に借り換えを考えてみてはどうでしょうか。
できれば少しでも負担を減らしたい方や、借入した時の金利より今の金利差が1%以上下がっている方におすすめしたいのが借り換えです。
今は十分返済出来ている人も一度借り換えを考えてみてください。
・住宅ローンの返済残高が1,000万円以上残っている
・現在の借入先と新しい借入先との金利差が1%以上ある
・返済期間が10年以上残っている
金利が1%違えば
例:借入残2,000万円 金利2.5% 残期間20年
総返済額 2,544 万円 毎月10.6万円 になります。
借り換えすると
金利1.5% 2,317万円
その差227万円にもなります。
毎月の支払い額は同じですが、総支払額は違ってきます。
※全ての方にとって借り換えがお得な訳ではありません。また借り換えの手数料が発生します。
コロナの影響だけではない
もちろん背景としては、コロナウィルスの影響が考えられますが、それ以外にも近年の低金利で住宅ローンが組みやすくなっていることが考えられます。
以前は住宅ローンを組めなかったような低所得層がローンを組んでマイホームを購入するケースが増えてきており、若年層20~30代の住宅ローン借入残高が史上最高額に膨れ上がっています。
また年収は上がらないのに、大都市の住宅価格は上昇しています。年収に対する住宅ローンの比率が2004年9.3倍だったのに2019年には13.5倍になっており、それは借入可能額上限で借入する人が増えてきているからです。
国土交通省が住宅ローンを供給している民間金融機関を対象として実施したデータがあります。
貸出残高の増加は年々増えてきています。
平成 30 年度末時点の貸出残高は 1,822,100 億円であり、平成 29 年度末より 281,758 億円増加しています。経年集計では、平成 30 年度末の貸出残高は対前年度比 7.3%増となっています。
住宅ローンの年代別借入平均額
20歳代・・・1,600万円
30歳代・・・2,284万円
40歳代・・・1,638万円
50歳代・・・1,070万円
60歳代・・・920万円
70歳代・・・816万円
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」/令和元年
たしかに金利は年々下がってきているので、借入しやすい面がありますが、住宅ローンは長期にわたります。今回コロナウィルスの影響での話でしたが、これからも予期せぬ事態が起こるかも知れません。
そのためにもこれから住宅ローンの借入を希望している人は、まず長期的なライフプランを考えて、収入と支出のバランス、支出の無駄を無くすことを一度考えてみてください。
その上で、無理のない住宅ローンを検討してください。
最後に絶対にしてはいけないことは「延滞」です。
1か月、2か月だから大丈夫だとか、忙しくて時間がない、考える余裕がないからと後回しにすると、大変なことになります。
原則1回延滞すると、銀行などによっては、金利優遇の廃止になることもあります。
2回延滞すると、事故情報が付き、個人信用情報に傷がつくことになります。そうなると今後ローンやクレジットカードの作成が困難になります。
すぐにはそうならないかもしれませんが、今後自分の信用を落とすことになるので、延滞になる前に金融機関に相談に行ってください。
いっそ借りる前にキョウコに相談してね
と書けばいいじゃないか
それは押しつけがましいわ
じゃ 借りる前にヨシオに相談してね
と書いてくれ
どんなアドバイスするのよ
実家で親のすねをかじりなさい
実家が持ち家とは限らないわ
その場合は「パラサイト 半地下の家族」を観てもらう
確かに名作
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