グローバルXのテーマ型ETFがすごい

今日はアメリカのETFについて、S&P、iシェアーズ　バンガードなどのインデックスETFを運用している方も多いかと思います。

ただもっとポートフォリオを増やしたい、別のテーマのETFに投資してみたいと考えている方にETFに特化している運用会社「グローバルX社」のETFをご紹介します。

アメリカのETF運用会社と言えば　バンガード　ステートストリート　ブラックロック社などが有名ですが、今日は比較的新しい会社　グローバルX社とそのEFTについて調べてみました。

約７０ファンドが現在あります。

残高は過去１０年で急速に拡大しています。

成長テーマ型

市場全体の成長を取り込むだけでなく、ディスラプティブな（創造的破壊をもたらす）テクノロジーや人口動態の変化等、世の中の潮流に対して投資を目指すことが特徴です。来るべき社会への関心をお持ちの方、イノベーションへの感度が高い方等に向いた商品です。

インカム型

利回りを重視したカテゴリーです。ポートフォリオにもっと高い利回りを追加したい方に向いたETFです。

コア型

ウェル・マネージド・カンパニー５つの利害関係者（顧客、サプライヤー、株式・債券保有者、地域社会、従業 員）に対し良好な成果を上げている企業への投資機会を提供します。

取扱い会社

1. SBI証券
2. マネックス証券
3. 楽天証券

この中から気になるETFを３つ選んでみました。

グローバルＸ ＡＩビッグデータ ETF(AIQ)

ティッカー	AIQ
銘柄名	グローバルX AI&ビックデータETF
純資産	$163,744,216.20
経費率　％	0.68
設定日	2015年5月11日
ベンチマーク	Iindex AI and ビックデータインデックス

テーマ型　破壊的イノベーション

先進国に上場している企業の中から、人工知能技術の発展の恩恵を受ける企業や複雑なデータの解析における重要な技術やサービスを提供している企業への投資をめざします。

チャート
基準価格(米ドル）：28.67 (2021/01/2２）

内訳の割合

累積リターン
１ヶ月	5.40
３ヶ月	16.39
6ヶ月	31.76
設定来	84.21

累積リターンは投資による利益（損失）の合計額です。

年率リターン％	2020年12月31時点
1年	52.94%
設定来	26.07%

組入上位銘柄

銘柄名	比率（%）
MEITUAN-CLASS B	4.29%
QUALCOMM INC	4.15%
SAMSUNG ELECTRON	4.03%
NVIDIA CORP	3.09%
SHOPIFY INC – CLASS A	2.93%

グローバルX　ロボット＆AI　ETF

テーマ型　破壊的イノベーション

産業用ロボット・自動化、非産業用ロボット、自動運転などに携わる企業を含め、ロボットや人工知能(AI)の採用・活用の増加から恩恵を受ける企業への投資をめざします。

ティッカー	BOTZ
銘柄名	グローバルＸ ロボット＆AI・ETF
純資産	$2,619,464,940.22
経費率　％	0.68
設定日	2016年9月
ベンチマーク	Index Gbl Robtcs & Artificial Int Thematic NR USD

チャート

内訳の割合

内訳の割合

累積リターン	％
１ヶ月	4.12
３ヶ月	18.94
6ヶ月	38.45
設定来	128.93

年率リターン	％
1年	50.68
3年	12.73
設定来	21.24

組入上位銘柄

銘柄名	比率（%）
FANUC CORP	7.74
NVIDIA CORP	7.71
ABB LTD-REG	7.27
INTUITIVE SURGICAL INC	7.19
KEYENCE CORP	6.98

グローバルX　マルチテーマ成長株　ETF

成長テーマから選ばれた複数のETFを組み込んだETFとなっています。

ティッカー	GXTG
銘柄名	グローバル・X・セマティック・ グロースETF
純資産	$56,152,272.2
経費率　％	0.50
設定日	2019年10月
ベンチマーク指数	ソラクティブ・セマティック・グロース・インデックス

内訳の割合

ティッカー	比率％
POTX	26.2%
GNOM	17.25%
CLOU	15.82%
LIT	12.87%
SOCL	9.86%
BOTZ	9.01%
FINX	8.89%

累計リターン	比率％
１ヶ月	3.59%
３ヶ月	29.84%
6ヶ月	41.35%
設定来	74.98%

年率リターン	比率％
１年	61.74%
設定来	60.48%

ファンドが設立されてまだ1年３ヶ月ですが、60％以上のリターンをあげています。

その理由はファンドに組み込まれたPORTに関係しているのかと感じました。

POTX(グローバルX大麻ETF)は大麻関連銘柄です。

医療/嗜好目的の大麻利用・流通の合法化がいくつかの州で承認されました。今回の投票の結果、米国民の33％が州レベルで合法化された大麻を成人の嗜好目的で利用できるようになり、また全ての州の70％が合法化された大麻を医療目的で利用できるようになります。

グローバルXのHPより

その影響か11月以降のチャートは次のようになっています。
S&P 500 と比較しても急騰しているのがわかります。

チャート

以上がグローバルXのETFの紹介でした。

グローバルXはディスラプティブな(破壊的創造をもたらす)テーマをいち早く見出して投資していくことが重要だと言っています。

これからAI,クラウド、テクノロジーはさらに進化するでしょうし、それに関連する企業がどんどんできてくるのか興味あります。

今後グローバルXの投資先に注目していこうと思っています。