サステナブル投資 について学んでみよう

皆さんが資産運用を始める時にまず悩むのはどの銘柄に投資しようかということではないでしょうか。

無難にS&P500にしようか、今はコロナ関連の医療分野かなとか・・。

そこで今日はサステナブル投資に関連するファンドを紹介していきます。

サステナブルという言葉を聞いたことがありますか？

サステナブルとは「持続可能な」という意味です。

主に自然にある資源を長い期間維持し、環境に負荷をかけないようにしながら利用していくことを指します。

サステナブルは英語ではsustainableと表現し、「持続できる」「支持できる」「耐えられる」といった意味を持ちます。

ではサステナブル投資とは？

E（環境）、S（社会）、G（企業統治）は、社会や環境を意識した投資は、同時に財務リターンも高く、また投資リスクが小さいという考え方に基づき、運用されています。

企業の業績や株価のパフォーマンスをみる上で、これまで以上に無視できない要素となりつつあります。

物理的リスクを例にあげると

気候変動の影響を受けやすい地域に会社や工場がある企業とそうではない企業では、異常気象などが発生した場合に業績が受ける影響は違ってきます。

日本でも異常気象の影響で洪水が発生しているように、気候関連リスクが注目されています。

ESG企業に投資するメリット

ESG投資を受けた企業は長期的に安定した事業を継続することができ、企業の取り組みを後押しすることもできます。

機関投資家の資金が入ることでリターンも上がります。(GPIFもESG投資を行っています)

具体的に３つのファンドをご紹介します。

ブラックロックESG世界株式ファンド（為替ヘッジなし）

委託会社：ブラックロック

<ファンドの特色>

企業のESGに着目しながら、先進国の企業または先進国に主要な業務基盤がある企業の株式ならびに株式関連商品（デリバティブ含む）等に投資します。

組入上位10銘柄　２０２１年５月３１日現在

<販売会社>

グローバルＥＳＧハイクオリティ成長株式ファンド（為替ヘッジなし）
（未来の世界（ＥＳＧ））　

委託会社：アセットマネジメントOne

ファンドの特色

投資アイデアの分析・評価や、個別企業の競争優位性、成長力、ＥＳGへの取り組みなどの評価に基づき選定した質の高いと考えられる企業の中から、市場価格が理論価格より割安と判断される銘柄を厳選して投資を行います。

組入上位10銘柄　２０２１年５月３１日現在

販売会社

ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド

委託会社：三菱UFJ国際投信

<ファンドの特色>

好ましい社会的インパクトをもたらす事業によって、長期の視点から成長が期待される世界各国の企業の株式等に投資を行います。

外国投資法人であるベイリー・ギフォード・ワールドワイド・ポジティブ・チェンジ・ファンド の円建外国投資証券への投資を通じて、主として日本を含む世界各国の株式等（ＤＲ （預託証券）を含みます。）に投資を行います。

組入上位10銘柄　２０２１年５月３１日現在

販売会社

以上3ファンドをご紹介しましたが、ファンド上位銘柄を見てみると私達のよく知っている銘柄が多くありました。

ということは名だたる企業はきちんとESGへの取り組みを行っているという事です。

投資家もそういう企業に投資するので、さらに資金が集まるわけです。

ESG投資とSDGsのつながり

SDGs　「持続可能な開発目標」最近よく耳にします

2030年までに貧困撲滅や格差の是正、気候変動対策など国際社会に共通する17の目標が達成されることを目指しています。

私達の年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も
2017年からESGS投資を行っており、ESG投資とSDGsの関係を以下のように位置付けて、投資家と企業が共に持続可能な社会実現に取り組むものとしています。

ということは年金をかけている私達もESGやSDGSに貢献しているということになるのかもと感じました。
今日はサステナブル投資について話してみました。

興味のある方はぜひ投資してみてください。